(有料になったが) Heroku CLI を使ってコマンドラインから Heroku を操作
はじめに
今更ながら、 Heroku CLI を使う必要が出てきたので開発環境を整備しはじめました。
Heroku の操作をいつものコマンドラインから行いたいと思い、CLI ツールを導入することにしました。
ちなみに、話題になりだしてからもほぼ触ることが有りませんでしたが、いつの間にか無料プランが無くなってしまったんですね。
検証環境
インストールに必要なもの
- Git
多くのエンジニアの開発環境には導入済みでしょう。
インストール
Mac 環境 の場合には、 みんな大好き Homebrew を使用するのがかんたんです。
Windows 環境の場合にはインストーラーが提供されています。
その他の環境、例えば Linux 環境向けに tar 形式の実行ファイルや apt-get
で導入できるものも提供されています。
動作確認
ログイン
まずはログインを行います。
heroku login
コマンドを実行します。
実行後、キーを押すように求められ、押すとブラウザが起動します。
Heroku へのログインすれば、操作は終了です。
事前に Heroku のアカウントは作成しておきましょう 。
( 表示されている URL は、秘匿情報のため実際のものを書き換えています。 )
ブラウザが利用できないような環境の場合には、 heroku login -i
コマンドを使ってターミナル上だけでログイン操作を完結できます。
heroku login
が成功すると ~/.netrc
ファイルにドメイン、メールアドレス、API トークンの情報が追記されます。
こちらも秘匿情報のため実際のもの ( password の部分 ) を書き換えています 。
Heroku アプリケーションの作成
ここまでくれば、 Heroku のアプリケーション作成の準備ができています。
作成してみます。
出力された 2 つの URL のうち、前者 ( https://floating-plains-37622.herokuapp.com/ ) にアクセスすると、ページが表示されます。
ただし、まだアプリケーションコードは用意していないため、そっけないページしか表示されません。
後者の URL ( https://git.heroku.com/floating-plains-37622.git ) はこの後利用するためメモしておきます。
Heroku アプリケーションの変更
簡単な PHP のページを用意してみました。
- ブラウザでアクセスされたら文字を表示します。
name
というクエリ文字列が URL に含まれていた場合にはそれも一緒に表示します。
お好きなエディタで作成したら、中身に間違いがないか確認しておきます。
用意できたら、ディレクトリに Git ワークスペースを作成し、リモートリポジトリと紐付けます。
作成した index.php
ファイルを git add
、 git commit
した後、Git リモートリポジトリへプッシュします。
先程のページにアクセスすると、作成した index.php
が動作しているはずです。
- パラメータあり :
https://floating-plains-37622.herokuapp.com/
- パラメータなし :
https://floating-plains-37622.herokuapp.com/?name=genzouw
Heroku アプリケーションの削除
Heroku アプリケーションの作成、変更ができました。
不要になったので作成したアプリケーションを削除します。
削除まで簡単にできました。
ひとこと
初学者の方々のプログラミング相談を受けることがありましたが、多くの方が Heroku で環境構築をされていました。
人気があったのに無料プランがなくなってしまったのは残念ですね。
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