ChatGPT(+Shell GPT)を使って簡単な計算を行う電卓シェルスクリプトを生成してみた
はじめに
Linux では、シェルスクリプトを使って簡単な計算ができます。
今回は、シェルスクリプトを使って 2 つの数値を入力し、指定された演算子を使って計算するプログラムを作成しました。
ただし、自分ではロジックを一切書かず、ChatGPT に生成してもらうことにしました 。
ChatGPT API 呼び出し方法として、 前回紹介した Shell GPT を使います。
検証環境
ChatGPT API はトライアル版のものを利用しました 。
言語モデルは GPT-3.5 です。
Shell GPT さんと僕のやり取り
ここからは、 電卓シェルスクリプトを作成するまでの Shell GPT さんと僕のやりとり ( シェル操作 ) をなるべく加工無しでそのまま紹介します。
1 回目のやりとり
何言ってるかわからん、と言われてしまった。
2 回目のやりとり
文言を少し変えて、再度お願いしてみました。
3 で出力されているシェルスクリプトを見ると、1 回で計算処理が終わってしまうようでした。
電卓っぽく、継続して計算を続けたいので、再度依頼してします。
3 回目のやりとり
ここから、生成されたスクリプトを実際にシェルスクリプトファイルに保存して実行してみました。
3 で出力された内容を calculator.sh
というファイルに保存します。
また 5 に書かれている通り、実行権限を付与しておきます。
実行してみます。
ちゃんと計算が継続されていますが、 2 回目に入力された Enter first number:
のあとの 15 という数字が使われていません。
1 回目の計算結果 45 と Enter second number:
の値 20 が掛け算されて 900 となっているようです。
2 回目は数値を 1 回だけ入力するようにします。
4 回目のやりとり
実行してみます。
動きは良さそうなのですが、僕のほうが1度入力間違いしてしまいました。
数値を入力してから演算子 (+ - * /)
を入力するというのがどうも直感的ではありません。
5 回目のやりとり
実行してみます。
今度は演算子を入力後に数値の入力が促されていい感じです。
小数が発生しだすとエラーがで始めましたが、それまでは概ね想定どおりです。
まだまだ改善できそうでしたが、今回はこのあたりで作業を中断しました。
ひとこと
かんたんなシェルスクリプトであれば ChatGPT とのやりとりで生成できそうですが、テストや生成されたコードのレビュースキルが求められそうです。
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