anyenvで管理しているバージョン管理ツールを一括でアップデートする方法
はじめに
anyenv を使うと、 xxxenv
系のツールを管理できます。
ここで、 xxxenv
系のツールとは、例えば pyenv や goenv や nodeenv といったツールを指しています。
導入することで、1 台の作業用 PC 内に複数バージョンのプログラム言語実行・ビルド環境を構築できます。
最近は Docker の登場、普及により xxxenv
系ツールの需要も下がっています。
しかし、Docker による仮想化の進んでいないコードベースもあるため、僕の PC 内では現役で活躍してくれています。
anyenv は、これら xxxenv
系のツールを一元管理するための上位のツールとなっています。
便利ですが anyenv でインストールされた xxxenv
系ツールで、最新バージョンがインストールできないときがあります。
具体的には anyenv
を使ってインストールした goenv
を使っていたときに、Go の最新バージョンをインストールできない時がありました。
この問題に対処します。
検証環境
anyenv について
anyenv について、サラッと触れておきます。
冒頭で説明したとおり、 rbenv
のような「各言語の複数実行環境を構築するためのツール」を「管理するツール」になります。
僕は macOS ユーザですので、導入は Homebrew を使いました。
インストールが終わったらセットアップを行います。
ここまで終わったら一度ターミナルを終了し、再度立ち上げ直せば anyenv
が浸かるようになります。
goenv のインストール
Go 実行環境を管理するためのツール goenv
は以下のようにインストールできます。
かんたんですね。
当初は go 1.19.1 を使いたかったので以下のようにインストールしていました。
goenv で go 1.19.2 が見つからない
つい先程、 go 1.19.2 が利用したいと思ったため、 goenv install -l
を実行して確認してみました。
goenv install -l
コマンドは goenv
でインストール可能な Go のバージョンを一覧表示するコマンドです。
すでに公開されている go 1.19.2 が見つかりませんでした。
どうやら goenv
は何らかの方法で更新してやらなければ最新バージョンの Go をインストール可能なバージョンとして認識しないようです。
anyenv-update を使う
anyenv-update をインストールすることで、この問題に対処できます。
anyenv-update は anyenv
のプラグインとして動作するツールです。
インストールすることで anyenv update
というコマンドが使えるようになります。
インストール方法は Github ページに書かれているとおりです。
インストール後、以下のコマンドを実行します。
goenv 以外の情報も出力されていますが、僕の作業用 PC には nodenv、pyenv、rbenv、tfenv などもインストールされており、それらをまとめてアップデートしてくれたためです 。
改めて go 1.19.2 をインストールしてみる
改めて go 1.19.2 をインストールしてみます。
無事、 1.19.2 がインストールされました。
ひとこと
毎朝実行しているスクリプトに、 anyenv update
を仕込ませて置こうと思います。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません