コマンドラインで “Docker Hub” にアップロード済みのDocker Repositoryを削除する方法
はじめに
無料でDockerイメージを公開できるサービス Docker Hub はなくてはならないサービスですね。
昨年 自動ビルド機能が暗号通貨マイニングに悪用され廃止 となってしまったにもかかわらず、
無料でDockerイメージを公開するリポジトリとしての地位はゆるぎません。
"Github Action" なり "CircleCI" なり "GCP Cloud Build" なりを使ってビルドしたイメージを打ち上げる先として未だに使い続けています。
自分のPCでビルドしたイメージをアップロードするためにも利用していますが、不要になったDocker リポジトリを削除したいと思いました。
その際に実行した、コマンドラインから削除するための方法を紹介します。
検証環境
"Docker Hub" のDocker Repository を操作するためのツール "hub-tool"
"Docker Hub" のDocker Repository をコマンドラインから操作する場合は、 "hub-tool" というツールを利用します。
過去のエントリ (“hub-tool"を使って"Docker Hub"上のイメージタグを一覧表示する) でも紹介しました。
今回のエントリも、 hub-tool
コマンドがすでにインストールされていることを前提とします。
インストールされていない場合は、インストールしておきましょう。
hub-tool
を使って "Docker Hub" 上の Docker Repository を削除
それでは hub-tool
を使って、不要な Docker Repository を削除してみましょう。
hub-tool
は git
コマンドのように、サブコマンドを指定して使います。
リポジトリを操作するためのサブコマンドは repo
です。
hub-tool repo ls
コマンドでDocker Repositoryを確認し、hub-tool repo rm
コマンドでDocker Repositoryを削除します。
たくさん表示されましたが、ここでは genzouw/hello というDocker Repositoryを削除したいと思います。
削除を実行します。
削除前の確認として、「リポジトリ名を入力してね」と言われましたが面倒なので 強制削除オプションが無いか 確認してみます。
--force
オプションがありましたので、こちらを付与しましょう。
さようならDocker Repository。
削除されたか確認してみます。
ひとこと
まとめると、
hub-tool
ツールをインストールhub-tool repo rm --force <REPO_NAME>
コマンドでリポジトリを削除 (--force
はお好みで )hub-tool repo ls
コマンドでリポジトリを確認
という流れで削除できます。
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