Groovyで、クラスにInterceptor(AOP)を適用する

2019-02-14Groovy

Springなどを利用せずにGroovy単体でInterceptorできないものかを調べてみた。
きっかけはGriffonアプリを作成しているのだが、全アクションに同じようなログ出力処理が散らばってしまっているため一元管理したかったこと。

以下の2点にさえ注意すれば実現できる。

  • GroovyInterceptable というインターフェイスを実装する
  • invokeMethod メソッドを実装する

いろいろ試して作成したログ出力サンプルコードは以下の通り。(ひとまずはLog4jなどを利用せず、printlnを利用している)

#!/usr/bin/env groovy

class X implements GroovyInterceptable {
    def invokeMethod(String name, Object args) {
        def println = System.out.& println
        println "${name} - start."
        try {
            return this.& "$name"(args)
        } catch (e) {
            println "${name} - exception." + e
        } finally {
            println "${name} - end."
        }
    }

    def m1(p1) {
        println p1?.toString()
    }

    def m2(p1, p2) {
        println p1?.toString()
        println p2?.toString()
    }

    void m3(p1) {
        if (true) throw new Exception()
        println p1?.toString()
    }
}

def x = new X()
x.m1("aaa")
x.m2("aaa", "bbb")
x.m3("aaa")

注意が必要なのは、invokeMethod内で自身のクラスのメソッドを呼び出すとき。

無限ループに陥ってしまうことがある。
あえてprintlnという変数を作成しているが、これをやらないと Object#println を呼び出して無限ループする。
Griffonにも適用してみる。

2019-02-14Groovy