シェルでユーザの所属グループを設定するコマンドusermodとgpasswdの違い
はじめに
以下のサイトでさくら VPS をセットアップしています。
新規作成したユーザーを特定のグループに所属させる場合に usermod コマンドを使ったり、 gpasswd を使ったりとそれぞれのケースが有ったのですが、どう違うのか調べてみました。
※ここでは group1 グループ 、 group2 グループ がすでに存在しているものとします。
usermod を利用
$ sudo useradd xxxxx
# group1を設定
$ sudo usermod -G group1 xxxxx
$ id xxxxx
uid=1002(xxxxx) gid=1002(xxxxx) groups=1002(xxxxx),1003(group1)
# group2を設定
$ sudo usermod -G group2 xxxxx
$ id xxxxx
uid=1002(xxxxx) gid=1002(xxxxx) groups=1002(xxxxx),1004(group2)
gpasswd を利用
$ sudo useradd xxxxx
# group1を設定
$ sudo gpasswd -a xxxxx group1
Adding user xxxxx to group group1
$ id xxxxx
uid=1002(xxxxx) gid=1002(xxxxx) groups=1002(xxxxx),1003(group1)
# group2を設定
$ sudo gpasswd -a xxxxx group2
Adding user xxxxx to group group2
$ id xxxxx
uid=1002(xxxxx) gid=1002(xxxxx) groups=1002(xxxxx),1003(group1),1004(group2)
まとめ
usermod は Bash でいうリダイレクト ">" のようにセカンドグループを上書き、 gpasswd は ">>" のようにセカンドグループを追加する。gpasswd
の方が使いやすいです。
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